第16話 ミス・ヒラリー

このブログを読んでくださっているユーミィさんが、「レッスンの記憶(の多さ)は、受けた長さと比例しない」というメールをくださいました。

たしかに…。
青山ヘルシィスタジオに通ったのは5年余りでしたが、とても濃厚で、スタジオがクローズした後もよく、夢に見ました。たいていがバレエのクラスを受けている夢で、受付にいたヒラリー(仮名)も登場します。

ヒラリーは、青山ヘルシィスタジオを運営していた会社の一社員でしたが、通常業務のほか、様々なイベントを企画してくれました。
今、思い出せるだけでも、発表会、バレエクラス合同の新年会、スタジオ全体(有志)の忘年会、私は参加しなかったけれどマラソン大会への出場、そして北海道バレエ鑑賞(呑み放題食べ放題)ツアー。

バレエクラス合同新年会は、スタジオ・パフォーマンスの草分けとも言えるイベントでした。
ただし、殆どの人が出場したので、観客は殆どいませんでした。最後の発表会は、青山ヘルシィスタジオの実体がなくなった後に催されました。

ヒラリー自身もダンスの魅力に取りつかれてしまったのか、青山ヘルシィスタジオがクローズした後は、ダンスのプロデュースに専念しているようです。
こどもの城を残すように運動し、Lausanne Gala 2013も陰で支え、大盛況に終わりました。

現在、青山通り沿いには大人のバレエ教室が花盛り。
ここに最初の種をまいたのは、おそらくヒラリーではないかと思います。

青山ベルコモンズは2、3年前に取り壊され、新たなビルが建つようです。
ヒラリー、またあの地にダンスの大きな花を咲かせようよ!