第124話 マスクも衣替え 

私が中学・高校6年間通った学校は何の取り柄もない学校で、生徒は皆、格好ばかり気にして頭からっぽ…いえいえオシャレの意識が高かったと申しましょうか。

 

生徒を可愛く魅力的に見せてしまうと危険という昭和的思想もあったのでしょうか。制服のデザインは悪くないものの、ダサいものでした。

 

入学時はそのまま着るのでダサダサですが、中学2年になると垢抜けてきます。

制服を改造するのです。ウエストを絞って、スカートも長めに(当時は)。リボンもオシャレな形に結び直してときに縫い付けます。

このような改造を親に頼むこともできず、皆、コツコツと自分の手でやりました。授業中に。

おかげで、他人の話を聞きながら手を動かすという、良妻賢母の必須技も身につけられました。

 

体育祭では、アトラクションの盆踊りが恒例になっていましたが、衣装(浴衣)は、高校3年生になると自分で作っていました。被服やデザインの学校に進む生徒も少なからずいましたし、私も、被服であれ食物であれ、そのような道に進むものだと思っていました。

 

しかし! 私の学年から、家庭科の時間が大幅に削減されてしまったのです。

私がその学校を選んだのは、学校見学に行ったとき、調理実習でおせち料理を作っていたからなのですが、それも私の学年から消滅してしまいました😡

 

授業で学習したことはすぐ忘れてしまいます(そして忘れても困らないものです)が、身に付けた習慣は一生ものです。

私は今でも、欲しいものが手に入り難いとき、見つからないときは自分で作ります。

最近は、LINEのスタンプも手作りしています(あのアマビエも “ぐでたま” もスタンプのつもりだったんですよ…笑)

 

緊急事態宣言が解除され、マスクdeバレエを踊ることになったとき、様々なマスクを作ってみたお話は以前に書きました。

 

その経験から得られた知見をいくつか伝授しますね:

(1)涼しさを求めるならば、表面のツルッとした素材のものを。

(2)汗をかく人/場合は特に、天然素材のものを。

(3)ウイルス防御効果を(期待をしてはいけませんが)追求したい人は天然素材のものを。

 

化学繊維・化学素材でできたものは表面の加工により「ひんやり感」は得られますが、内部の温度を下げるわけではないので汗はかきます。人工的に作られる繊維の表面は(顕微鏡で見れば)滑らかで、水分の吸収が悪く、マスクの内側に汗や呼気の水分が溜まりやすくなります。

 

綿・麻などの天然素材でできたものは細かい繊維(ケバ)が絡まって網目構造を作っているので、化学素材よりも汗を吸収してくれて、ひょっとすれば、網目に “悪いもの” を捕捉してくれることもあるかも?*

 

化学繊維/素材のマスクに利点があるとすれば、洗濯後の乾きの速さです。生乾きでも、しているうちに乾きます。

 

蛇足ながら、どんな人でも顔、特に鼻〜口にかけては細菌の住み家になっています。マスクを数時間もしていたら、暖かさと水分でびっしり増殖しているはずです😱

私は帰宅してマスクを外すと、除ウイルスも兼ねて石鹸洗顔します。

できない時はアルコール分の多いローション(第93話の画像参照)で顔を拭いています。

 

気温、湿度ともに下がってくるこれからは、マスクをつけるベストシーズン!

マスクも、涼しさ重視のものから、保湿効果も期待できるものに衣替えです😷

 

 

*医療用以外のマスクには基本的にウイルス防御効果は期待しないでくださいね。

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イエロー・スーモくんを作ったつもりが、どう見ても、コロナ君。