私がバレエを始めた頃は超レアだった大人バレエ。
今やすっかりメジャーになり、私の年齢と一緒に「年齢中央値(平均値ではなく)」は上昇しつつあります。
この現象を分子生物学的🧬に読み解いてみましょう😜
私たちが子供の頃、お稽古事のNo.1はピアノでした👑
バレエは女の子にとって憧れの的でしたが、習っている子は案外いませんでした。
先生やお教室がなかったのと、「お金がかかる」と思われていたのです。
そして私たちが成長して “OL” となった頃、ディスコブームとジャズダンスブームが起こり、今まで息を潜めていた “踊りたい遺伝子” があちこちで爆発し、暴走しました。
フィットネスやカルチャースクールも次々できて、OLや女子大生は “アフターファイヴ” に、当時流行りのロングヘアやソバージュを振り乱して踊りまくったのです💃
幼少期にダンス経験のない “わたし世代” が飛びついたのは、エアロビクスやジャズダンス。しかし俄に起こったブームだったため、指導をしてくれる人も少なく、随分いい加減な先生もいたようです。
ジャズダンスよりうんと早く日本に上陸していたバレエのほうが、先生もいたし、ちゃんとしたものを習えたはずですが、当時、「バレエは子供のお稽古事」という固定観念が蔓延していました🌎
そんな時代にバレエを始めた私たちは山あり谷あり、タナボタあり🤗
ここら辺の話は過去ログに書いたので、ここでは割愛しますが。
そして今、かつてジャズダンスをかじってがっかりした人も、乗り遅れちゃった人たちもこうして踊って楽しめるのは、本当、素晴らしいことだと思います。
おそらくある一定数の人には「踊りたい遺伝子」みたいなものがあって、それが発現されるのを待っているのではないかと思います。”わたし世代” は遺伝子が発現される機会に恵まれてなかったのです。
さて、現在バレエは子供のお稽古事としても人気です。
…ということは、私たちのように「踊りたい遺伝子」を発現させないまま大人になる人は少ないでしょうし、子供の頃経験し、挫折した人はノーモア・サンキューって感じでしょうね😅
いっぽうで、学校の授業にもダンスが組み込まれている世代の人たちは、どんなダンスも抵抗感なく始めることができるでしょう🕺
幼少時ピアノ経験者の多い “わたし世代” が、成長して多種多様な音楽を楽しんでいるのと同様、子供の頃にバレエやダンスを経験した世代の人たちはこれから先、多種多様なダンスを楽しむのでは?
…と私は想像しています🤔
でもそれは、まだ先のお話。
今しばらくは ”わたし世代” が常に “年齢中央値” となって、バレエ年齢を引き上げ続けることでしょう。
平和な日本に感謝しています。