付録 パラダイム・シフト

知人に、幼少時から“正統派の”バレエ教育を受けてきた方がいます。

有名バレエ団の主役級のダンサーも輩出された由緒正しいバレエスクールで学ばれたのです🩰

彼女は「ストレッチ嫌い」と言います。決して身体の硬い方ではありません。

 

いっぽう大人から始めた私。

再三書いてきたかと思いますが、「オレは直角」級に硬い身体でありながら、大のストレッチ好き🥰

 

まあ人それぞれだよね…と、ずっと思っていたのですが、SNSを多用するようになり、バレリーナ教育をするスクールの動画なども入ってくるようになって「なるほど」と思いました🤔

 

将来ある子供たちを対象としたストレッチと大人バレエのストレッチは根本的に異なるのです。

子供バレエのストレッチは当然ながら、これから成長していく身体を柔らかくするのが目的なので、オーバーストレッチが基本。

私が幼い頃にバレエを始めたとして、こんなストレッチをさせられたら1日でバレエが嫌いになるかも💧とさえ思ってしまいます(でも案外、子供だと大丈夫だったりするのかも?)

 

いっぽう大人バレエでは、オーバーストレッチは怪我の危険性もはらんでおり、基本的にNG🚫

大人バレエのストレッチはバレエに必要な筋肉を目覚めさせるのが目的で、どちらかというと「心地いい〜💛」と感じるストレッチです。

レッスン後に行えば、血行を促し疲労物質の代謝を早めてもくれます。

 

私の周りの先生方は、レッスン中、オーバーストレッチとなる場合には「注意して」「やりたくなければやらないで」と言ってくれます(やらなかった人を見たことはありませんが…笑)⚠️

 

子供の頃から継続的にバレエに親しんできた彼女にとって、バレエに子供/大人の境目はなく、ストレッチは常に苦行だったのでしょう。おそらくそれがトラウマになってストレッチ系の他のエクササイズも楽しめないでいるとすれば、何とも気の毒な話です😥

 

そう言えば、数年前、彼女はフィットネスクラブのバレエでストレッチをして筋肉を痛められたと言っていました。

「オーバーストレッチじゃないですか⁉️」と(何で大人対象のクラスでそんなことを‼️というニュアンスで書いたつもりの)メールを送った私に、

「オーバーストレッチです」としれっとしたお返事をいただき、???…が頭の中に飛び交ったのですが、今思うと彼女にとってストレッチ=オーバーストレッチなので(そこまでストレッチしないと脳が満足しないのかも)、私のコメントのほうが意味不明だったのでしょう😅

 

今回気がついたのはストレッチですが、おそらくジャンプも回転も、もしかしたらプリエや5番でさえ、大人と子供ではエクササイズの意味合いが異なるのかもしれません(そこまで追求する気はありませんが)🙄

 

ひとつ余談を。

昔AEDスタジオで、子供の頃から習っている方と仲良くなりました。

彼女は服の下にレオタード類を身につけてレッスンに来るのですが、しょっちゅう帰りに身につける、下半身の下着🩲を持って来るのを忘れるのです😳

 

ということは、レオタードの下は…?

おそらく子供の頃からの習慣なのでしょう😱

(子供の頃から習っている方全員が…とは限らないと思いますが、大人から始めた人には履かないという選択肢はないと思います😛)

 

子供バレエは長くて20年。

大人バレエはマックス50年以上❣️

長〜くお付き合いしていくにはパラダイム・シフトが必要かもしれませんね。

第210話 煌

今日クラシックバレエは40〜50代から始める人も珍しくなくなり、年齢の上限も毎日更新されています。

 

多くの人は、この話を聞いて固まるか、変顔します🤪

 

「あの人たち、中毒なのよ」

そう言うのは、若い頃ダンスを経験し、自ら中毒になった経験のある人たちだったりします😏

でも、そう言う人たちがハマったのは、若かったからです。

 

中毒になるのは、脳内に麻薬性物質が分泌されるからです。

でも高齢になると、そういった「脳内物質」がドクドク分泌されることは、ないのです😥

 

ハマるのにも若さが、エネルギーが、そして(高齢になるほど)努力が、必要なのです💦

 

脳内の「報酬回路」が働く余地もありません🧠

花柄の可愛いレオタード…のはずが、鏡に映るお花は大きくゆがんでしまっています😥

うまく踊れたカモ…と思っても、なかなか褒めてもらえないですしね。

 

分泌されるのは「疲労物質」ばかり💧

はぁ〜〜😮‍💨

 

世の中は楽しいことに溢れています。

バレエをやらなくても、楽しく健やかに生きる方法はいくらでもあるというのに🎹🎳🏓

 

それでも彼/彼女たちはスタジオにせっせと足を運ぶのです。

手術が必要なほどの怪我をしても、大病をしても、それがダンスをやめる理由になった人は(少なくとも私の周りには)いません。

そういうものを克服した上で、再びスタジオに戻ってくるのです。

誰に頼まれたわけでも、誰に褒められるわけでもないのに。。。

 

そう、彼/彼女たちがバレエを続けている背景には、それぞれに異なる尊い物語が隠れているのです。

 

まさに夜空に煌めく星のよう🌟

地球から見るとどれも同じような星に見えますが、よく見ると色も明るさも、地球からの距離も異なる惑星たちです。

それぞれ成り立ちや歴史も、水や空気などの環境も、全く違うのです。

 

太陽のように熱を放射している星もあれば、地球のように生物がうじゃうじゃいる星もあるいっぽうで、星の王子さまの星のようにちっちゃかったり、暗過ぎて地球から見えなかったり、他の惑星の影になっている星もあるかもしれません🪐

 

そんな惑星たちの一つ一つに天文学者が名前をつけて研究をしているように、彼/彼女たち一人一人にも名前があり、人生のストーリーがあるのです。

そして、煌めきを絶やさないような「ひたむきさ」も。

 

「大人バレエ」「大人リーナ」「ババさんバレエ」…etc

そんな総称(検索ワード?)で呼ばれることもあるようです。

(バレエを習う子供/若者や、テニスを習う大人には総称などないのにね😛)

 

でも、彼/彼女たちは団体的に、あるいは皆がやっているから、バレエを漫然と続けているわけではないのです🩰

 

一つ一つの星の煌めきに心を寄せてみてください💫

第209話 ハッピーダンシング・フォエバー

このブログも次回を最後に更新をやめようと思います。

長い間読んでいただき、ありがとうございました🙇‍♀️

 

大人になってからバレエを始めた方たちと気持ちを共有したい、

ちょっとだけ前を行く者として道案内ができれば、そして何より

青山ヘルシィスタジオを愛していた方と再び交流できたら

…との思いで始めた本ブログですが、違う意図で読まれていることも多くなってしまったので、お喋りの場を他に移すことにしました。

 

私は今でも、今まで以上に(⁉️)踊っています🩰

シーニュ先生に叩き込まれた種は、ソフィ先生にたっぷりお水ををいただき、それでも飽き足りずあちこちに出向いて栄養分をかっさらい(笑)太く短く成長しています。

 

最近は脳トレみたいな…と言うかジグゾーパズルみたいなバレエクラスと、時々ヴァリエーションクラスに挑戦中。

どちらもバレエの真髄に迫れる、プレミアムなクラスです🥰

 

大人バレエブームのおかげで、高齢者となってからも違和感なく、それどころか楽しいクラスが次々現れて迷ってしまうくらいです。

 

以前に登場いただいた、ミームンちゃん始め友人達もますます元気。ポアントを履いて発表会で踊るに出るだけでなく、スタジオへの往復各1時間あまりを歩いているそうです😳

 

皆さん、中毒でもなければ、魔法にかかっているわけでもありません。いつまで踊れるかな…と悩みながら、現在の自分を大切にしているのです。

 

私が始めた頃だったら、年齢を言った瞬間にドン引きされそうな私たち。

もっともっと世間をドン引きさせてやろうではありませんか❣️

 

複数のスタジオを渡り歩いていますので、スタジオで見かけたらお声をかけてください。

 

また、お喋りに参加したい方、青山ヘルシィスタジオの昔話を一緒にしたい方は、ログインしてコメントを残してくださいませ。 

 

 

第208話 クララとくるみ割り人形

先日、ヴァリエーションクラスを受けてみました🩰

 

3回コースの第3回目に出たので、他の皆さんは殆ど、振りが入っていて、私一人、踊りを覚えるところから。

しかも二人ずつのグループです💦

 

もう一人の方を見ながら…と思ったのですが、そのような余裕もなく、しかも踊っているうちにどんどん前に出てしまって、もう一人の方がどこにいるかも分からない状態💧

 

そんな「冷や汗いっぱい心拍数マックス口の中カラカラ状態」だったにもかかわらず、終わってみると「楽しかったかも〜❣️」

 

もちろん先生が懇切丁寧に教えてくださったからですが🙇‍♀️

ひょっとしたら「人を見ないで踊る」のがわたし的に新鮮で楽しかったのかも…と自己分析してみたりしています。

 

思えばダンスのレッスンでは、必ず他の人が視野に入っています。

たとえ少人数でも、鏡を介して必ず他人が見えます。

 

私は(バレエクラスでは)人を頼ることは滅多にないですが、少なからず影響は受けます。

上手な人がいると、自分が合っていると思っても、上手な人に合わせてしまったりします(あるある?)

 

まあ、まるっきり他人を無視して踊ってしまうというのも…ね🙃

 

クラスによっては、シャンジュマンの音を他人と合わせるよう言われます。

実は私、これが超苦手です。

発表会でも、音を合わせることばかり言われると楽しさを感じられなかったりするのです😓

 

もちろん一人で踊っても、音を無視していいわけではないのは分かってます。

でもそれだけに、視覚に頼らず音楽に “集中”できるのです。

 

ワクワクするクラスに出会ったとき、それはクリスマスイブにくるみ割り人形をもらったクララの気分です🎄

これからどんな世界が始まるのだろう…みたいな。

 

ただ…🩰

“この”クララは老体のため、金平糖の踊りはYouTube見ただけで息切れします😮‍💨

なるべくラクなものをお願いします(笑)🙏

第207話 セクシー田中さん

ここのところずっと歯医者通いをしています🦷

 

先生、とっても腕がいいのですが、多忙な方で診察は週3日だけ。

でも慕ってくる患者さんが多いので、なかなか予約が取れません💧

 

それでもその歯医者さんが好きなのは、先生の腕&お人柄が一番ですが、待合室にある本にセンスを感じるのもあります。

 

私の大好きな、ヨシタケシンスケやtupera tuperaの絵本がたくさん揃っています。

「いばら姫」の絵本もあります📚

そして今ハマっているのは、漫画「セクシー田中さん」。

 

予約制なので待ち時間はないはずなのですが、前の方が長引いたりするとチャンス到来❣️

「今だ!」とばかりに漫画に集中できます。

読んでいる途中で治療が終了してもいけないので、とりあえずストーリーだけでも…と、必死でページをめくります。

 

何しに歯医者に行ってるんだか(笑)

 

でも、こういう楽しみがないと…ね😜

 

さて、その「セクシー田中さん」。

23歳の朱里と、同じ会社に勤める40歳の田中さん。

田中さんは会社では地味ですが、会社が終わるとベリーダンスで輝いているんですね💃

 

こんな人、バレエスタジオにもいるなぁ…みたいな。

 

そんな二人と、二人を巡る恋バナなのですが、ところどころに散りばめられた言葉が印象に残ります。

 

例えば、4巻に:

人を惹きつけるのは、若さでも美しさでもない。エネルギーだ。技術と練習量に裏付けされたエネルギーは衰えを知らない🔥

 

とあります。

すごく迫力のある言葉ですよね。

 

漫画というと軽く見られがちですが、ドラマ化や映画化されるものも多いし、バックグラウンドの調査も綿密になされています。

 

でも残念なことに、作者の芦原妃名子さんは亡くなってしまったので、8巻で未完のまま終了となってしまいました😥

 

今回の治療は遅い時間が多い(延長の皺寄せを受けやすい)ので(幸か不幸か)完読できそうです🥰

第206話 サタデー・イレブン

私が初めてバレエのレッスンを受けたのは、今からちょうどン年前の、土曜日の11時でした。

以降、土曜日の11時は私の「ダイヤモンド・タイム」となりました💎

 

働き方が改革される以前は、多くの人が月曜から金曜日の9時から17時をコアタイムとして働いていました。土曜日は誰もが長い労働から解放され、休日の最初を飾る一番ワクワクした時間でした。

 

11時〜12時半というのは、前日に「ハナキン」してちょっとくらい寝坊しても間に合う時間です。ちょっと遠方に住んでいる人も無理なく来れます。

レッスン後もゆっくりシャワーを浴びて汗と一緒に1週間分の「けがれ」を流したあと、ランチを食べたり、どこかに遊びに行くこともできます。

 

しかもバレエ・クラスが終わってから次のクラスが始まるまで約1時間、スタジオは空いていたのです。

そこで、自習…と称しつつ、心ゆくまでバレエで遊びました。ポアントを履いたり、ときには写真撮影も🎞️

 

SNSのなかった時代、「写真撮ろうよ」と言うと、皆さん快く写ってくれました✌︎('ω')✌︎

その頃撮った写真は、私の宝ものです💖

 

ラウンジで先生や他の生徒さんとお話することもありました。文字通り身体が冷たくなるまで🥶

土曜日の午後は、ゆっくり、ゆったり、ときが流れる極上の時間でした😇

 

バレエに限らず何かを始めた頃は、場に馴染むまで緊張するもの。

レッスン以外のゆとり時間が貴重だったりするのです。

そして先生も、時間があるときは私たちとの時間を楽しんでくれたように見えました。

 

しかし青山ヘルシィスタジオがなくなってから、不思議なことに私は、この時間のレッスンになかなかありつけません🕚

 

最近は、たいてい10時半始まりで、12時に次のクラスが始まる…というのが “トレンド”のようです。

11時でも10時半でもさほど変わらないのですが、私にとっては大きな違いに感じてしまいます。

 

おまけに、どこもレッスンが終わるとすぐに次のクラスの人が入ってきます。予備の空間のない最近のスタジオでは更衣室に行くしかありません💦

 

更衣室は混んでいて、着替えるのに必死。他の生徒さんとも、ごあいさつができればいいほうです。

スタジオの玄関を出てようやく、ほっと一息😌

 

まぁね、スタジオ使用料も先生の時給も安くないので、なるべくレッスンを詰め込みたいのも分かりますが😛

 

バレエのレッスンはそれだけでも、とっても楽しいもの。

でも、あの「ゆとり時間」が助走となって、今でもダンスの空を低いながらも長く飛んでいる…そんな気がしてなりません。

第205話 オータム・ストーリー🍁

リトル・ダンサー」がデジタル・リマスター版となって劇場公開されています🎞️

 

私が映画館でこれを見たのは23年前🙄

以来、テレビでも何度か放映され、また舞台化され、日本でも人気を集めています。

 

ストーリーはイギリスの階級社会や炭鉱ストライキなど日本人には難解な要素を背景としており、ダンスシーンとして見応えがあるのは最後の数分だけなのですが、この映画が多く支持されているのはおそらく…

主人公ビリーがダンスに出会ったときのワクワク感が、国や世代を超えて共感を集めているからではないか?

…と “私は”思います🩰

 

バレエを始めたばかりの頃、誰も見ていないところでピルエットの練習をしてみたり、浴室の鏡でポーズをとってしまう。

音楽がなると手足が動いてしまう🎶

…あるあるですよね❣️

 

バレエやバレリーナが “登場する” ドラマは増加傾向にあるものの(最近もNHKのドラマにありましたっけね)、バレエ映画となるとあまりない気がします。

なので、私は公開されると何度も見てしまうので、よく覚えています👀

 

バレエシーンも見応え満載だった「愛と喝采の日々

スリル満点だった「ホワイト・ナイツ」

一般的には不評でしたが、わたし的にハマった「ダンサー」

壮大なスケール感だった「愛と哀しみのボレロ

有名な物に関しては他の方がブログに書いていると思うので、そちらをどうぞ😛

 

さて、私の印象に強く残っているものとして「オータム・ストーリー」という映画があります⛄️

 

ストーリーは(実話だそうですが)月並みな感もあるのですが、映画の中でキャサリン・ヒーリー踊る「くるみ割り人形」のクララが、生き生きしていてとっても魅力的だったのです。

秋〜冬のニューヨークが美しく描かれていたのも印象に残っています🍂

 

バレエ映画が少ないのはおそらく、ダンスシーンとストーリーを両立させるのが難しいからではないかと思います。

それだけに、素敵なバレエ映画やダンス映画が公開されると皆がワクワクし、長期にわたり愛されるのではないかと思います😍

 

バレエ人口も増え、踊りも演技もできる人は少なからずいるはず。

あとは素敵なストーリーが生まれるのを待つばかり🧡