2019-01-01から1年間の記事一覧

年末特集 (5) 全ての道はスタジオから始まる

AEDダンススタジオ・代々木スタジオに通っていた頃です。 レッスンが12:45に終わるので、お腹に何か入れて帰りたかったのですが、近くにはお店がありません。NTTタワーまで歩いてみると、食べ物屋さんが数軒ありました。 中華のお店と並んでベトナム料理店の…

年末特集 (4) クリスマス・ケーキの思い出

シュトーレン、ブッシュドノエル、クリスマスプディング… この季節になると、 最近では世界中の「クリスマス・ケーキ」がお目見えします。 でも私が子供の頃と言えば、バタークリームをたっぷり使ったケーキ、またはそれにチョコレートをコーティングしたも…

第82話 「踊る」遺伝子

周りに旅行好きな人っていませんか? かつての職場に “ニワトリさん” と呼ばれる、「旅行に行くと決めたら、駄目と言われても、テロがあっても、SARSが流行っていても、仕事が入っても、絶対に行く!」という人がいて、周囲のヒンシュクを買っていました。 …

第81話 「趣味」は良くないです

今、やろうとしている翻訳は、言葉の印象を大切にします。人によって受け取る感情が異なるような言葉はNGです。言葉の意味は辞書に載っていますが、受け手の感情までは載っていないので、英語圏に生まれ、育っていない私にとっては、そこがハードルです。 例…

第80話 魔法の言葉

AEDダンススタジオのバレエクラスでは、私を参照して踊る人はいません。 でも、私と同世代の方ばかりの(~初級)クラスに出ると、私が「震源地」になっているらしきことが度々あります。女子校育ちのオーラが、女子の皆さんの視線を引きつけてしまうのかも…

第79話 ミラー・ニューロン

ウィークエンド・ピアニストのエリスさんと先日、話をしていて発見をしました。 エリスさんは今まで、5人の先生に師事したことがあるそうですが、覚えている限り、先生の模範演奏を聞いたことがないと言うのです。 フラウト・トラヴェルソのレッスンでは、よ…

第78話 インフェクション 2

麻疹やおたふく風邪は大人になってからかかると重症化しやすいと言われています。 ダンス熱も同じようです。 と言うより、子供の頃からやっていると、親や先生の監視下なので感染がコントロールされ得るのでしょう。でも大人の場合は、止めてくれる人がいな…

第77話 世界で羽ばたく白鳥

10年近く取り組んだ、モノクロ証明写真のような翻訳を脱出して、色彩豊かな翻訳をしたくなり、勉強中です。これといった教科書や参考書が見つからないので、英語のホームページを閲覧して魅力的な表現探し。 まずは自分の興味のあるところから… ということで…

第76話  インフェクション(infection)

バレエを始めてから2番目の職場では、バレエを習っていることを公表してみました。 「やってみませんか?」などと言った覚えは “全く” ないのですが、3児の母が興味を持ち、土曜日の夕方に子供達にご飯を食べさせている間にレッスンを受け始めたと言ってい…

第75話 楽器のパドドゥ

今週末は、またまたフラウト・トラヴェルソの発表会です。 今回は、チェンバロの伴奏付きという超豪華版です。 チェンバロは、まだトラヴェルソという楽器を知らなかった頃から憧れていた楽器。 古楽器でありながら未来的な音を出す楽器を、いつか自ら繰って…

第74話 先生といつまでも ⁉︎

青山ヘルシィスタジオのバレエのレッスン日と時間は、中野スタジオも含めて、今でも正確に覚えています。その曜日、その時間には槍が降ってきても、弾丸が飛んできても(?)行ったものです。 ダンスの先生も生身の人間。特にプロのバレリーナとの兼業ともな…

第73話 先生とどこまでも♡

久々に趣味三昧の週末の予定でしたが、台風のおかげで自宅軟禁になりそうです。 AEDダンススタジオも、オープン以来、嵐でも休むことがなかったと言われていましたが(大雪のときは、途中から休講になりました)、さすがに電車が止まるとなると終日お休みだ…

第72話 ステキな勘違い

スポーツクラブ巡りをしたことは第59話に書きましたが、その当時はまだ、スポーツ/フィットネスクラブにバレエクラスは “あっても” 稀でした。顔を出してみたものの生徒が2人しかおらず、もう1人の方がチュチュを着て受けられていたのには驚いたものです。 …

第71話 赤の女王vs名探偵ポアロ

AEDダンススタジオのショーケースが終わると、感想が更衣室を飛び交います。 今年のはストーリー性があってよかった…とか、 〇〇先生、素敵だった…とか、 今年はファンク系が少なかった…とか、 タップ、やってみたいね…とか、 もっとフツーのジャズダンスが…

第70話 スマイル ☺︎

某スタジオに通っていたとき、ある人とよく間違えられました。 どこが似てたかって?…一番似ていたのは名前でした。 背格好も似ていましたが、彼女は幼少時からバレエをやっていたので、彼女の方が格段に上手でした。昨年、運命の女神さまに招待状をいただき…

第69話 舞姫の情熱

バーアスティエのレッスンを受けに、田町駅から徒歩10分ほどのところにあるスタジオに行っています。倉庫をリフォームしたこのスタジオは天井も高く、バレエのレッスンが中心に行われ、多くの舞姫たちが毎日、汗を流しています。 このスタジオの住所地に、バ…

第68話  Hard Work Pays Off ー 筋肉は裏切らない? (その1)

先日、ちょうちん袖が少しだけ小さく、スリムになっているのに気がつきました。 ちょうちん袖とはパフスリーブのこと…ではなく、二の腕の “たるみ” のことです。ここ数年、鏡を見るたびに (@_@) と思っていたのですが、たるたるだった上腕に弾力がでてきた気…

第67話 フランスの宮廷舞踊、イギリスの民衆舞踊

私がフラウト・トラヴェルソを最初に習ったのは30歳のとき。3年くらい習って中断。長ーいブランクがありました。 以前に習っていた先生は、チェンバロ奏者の奥様と、リコーダー奏者とヴィオラ・ダ・ガンバ奏者の方々とユニットを組んでバロック音楽の演奏会…

第66話 バーゲンより混雑⁉︎

AEDダンススタジオには、お正月や夏休みとなると、いつもの5割増しくらいの数の生徒さんがきます。AEDダンススタジオの2スタは広く、4~50人くらいでもOKな感じもしますが、5割増しで気を使います。ジャズダンスだと6~70人ほどいても普通にレッスンできそ…

第65話 私のヨガ修行🧘‍♀️

今から10年以上前、ヨガに夢中になったことがあります。 青山ベルコモンズ内にできたヨガ・ショップに小さなスタジオが併設され、そこでヨガクラスが開催されました。 ヨガといっても、アシュタンガヨガ、アイアンガーヨガ、ヴィンサーヤ(ヴィンヤーサ?)ヨ…

第64話 先生は生徒を選べない?

フラウト・トラヴェルソの、私が前に習っていた先生は有名な芸術系大学を卒業した後、海外で演奏活動をし、帰国後はいろいろな大学で講師をし、CDも出しています。演奏会も日本で年2、3回、外国でもしているようです。 今度の先生は、(私が今、知る限りでは)…

第63話 ラップ・ダイエット

私がバレエを始めた頃、ダイエット目的にバレエをやる人もたくさんいました。 バレエをやっているうちに、ダイエットを始める人もいました。 当時は、サウナも一つのダイエット方法と考えられていました。スポーツクラブには必ずと言っていいくらいにサウナ…

第62話 百回のレッスンより一回の舞台

フラウト・トラヴェルソという楽器を習っていることは前に書きましたっけ⁉︎ 長らく同じ先生に習っていたのですが、今年になって違う先生につくことになりました。 前のトラヴェルソの先生は発表の場を設けてくれませんでしたが、今度の先生は年に3回もありま…

第61話 好きこそ物の上手なれ(2)

昔、時々ランチを一緒にした人と、「何か運動してる?」という話題になったことがありました。 私はダンスをしていると言いましたが、彼女は何もしていない様子でした。 次に会ったとき、彼女はゴルフを始めたと言いました。 なんでも若い頃、仕事のお付き合…

第60話 好きこそ物の上手なれ(1)

幼い頃好きだったことと、大人になってハマったことが全く違うという人は結構います。 小さい頃に好きだったことって、本当に好きだったのでしょうか? 他の子と比べてちょっと上手で、またはそれをやると皆に褒められて、得意になっていただけなのではない…

第59話 更衣室は社交場

新たにスタジオを訪れて最初に通されるのが更衣室です。 レッスンに不慣れなとき、この更衣室の空気が天国か地獄かで、そのスタジオに続けて通いたいかが決まる…ということも無きにしも非ずです。 私はいろいろなスタジオを「ノラ猫」しただけでなく、退職す…

第58話 いつかどこかで

バーアスティエの教師資格を取るための勉強をしているノーちゃんから頼まれて、ノーちゃんの模擬レッスンの生徒役をしてきました。生徒役は3人。ノーちゃんの知り合いですが、初対面。 …だと思ったのですが、何となくみなさん、お会いしたことがあるような…

第57話 流れはどこへ?

お久しぶりです。 久しぶりのため、きっと誰もアップに気がつかないだろうというsuppositionのもと、ちょっと思い切ったことを書こうかと思います。先生をやっている方はこれより先はご遠慮ください(笑…冗談です)! バレエ友達とよく話題になるのは、どの…

第56話 ふたたびプラチナ・バレリーナ

第1話のプラチナ・バレリーナを最初に目にしてから長い時間が経ち、自分もプラチナ世代に近づくにつれて、ロンドンのスタジオで踊っていた、あのおばあちゃんは何者だったんだろう―と思うようになってきました。 あのときは自分も若かったので、すごい、あん…

第55話 アダルト・ダンサーのパイオニアたち

バレエを始めた頃、「クラシックバレエ入門」の本を借りに図書館通いをしたことは以前に書きましたが、帰りがけ、通り過ぎようとした書棚で萩原葉子さんの本に出会いました。タイトルは忘れてしまったのですが、萩原葉子さんがお年を召されてからダンスにの…