2020-01-01から1年間の記事一覧

第126話 流れはどこへ(2)

このタイトルでブログを書いてから1年以上が経ち、さらに流れは思いもかけない方向に向かっています。 第89話に書いた通り、「滑るバレエ」に夢中になっていた私ですが、「滑るバレエ」のレッスンは終わってしまいました 「そこでしか受けられないレッスン」…

第125話 王子様、日本にも kissを!

ご縁あって、この週末は久しぶりにグランド・バレエを観てまいりました❣️ Mバレエ団の「眠れる森の美女」です。 私がお世話になった、ルシーニュ先生もヴィオレット先生もMバレエ団のソリストだったので、私もバレエを始めた頃はMバレエ団の公演しか観ていな…

第124話 マスクも衣替え 

私が中学・高校6年間通った学校は何の取り柄もない学校で、生徒は皆、格好ばかり気にして頭からっぽ…いえいえオシャレの意識が高かったと申しましょうか。 生徒を可愛く魅力的に見せてしまうと危険という昭和的思想もあったのでしょうか。制服のデザインは…

第123話 全ての道はスタジオから…どこへ?

芸術の秋。 この連休、私は体験レッスンを2本、受けてきました。 チェンバロとジャズピアノです。 支離滅裂の組合せと思われそうが、バロック音楽とジャズ音楽には「即興」という大きな共通点があります。どちらも、ベースとするメロディはありながら、奏で…

第122話 チャレンジャーのココロ

今はどのバレエスタジオでも細かいクラス分けがなされているようですが、ステップアップのタイミングに迷う人も多いようです。 私が始めた青山ヘルシィスタジオは、当初は「初級」のみ。今振り返ると随分難しい「初級」でした。でも、初心者の私には、難しい…

第121話 トゥルー・フレンズ

ダンスというものは、顔はマスクで隠れていても、知らず知らずのうちに自分をさらけ出しているものです。形は正確だけど “とんがって” いたり、欠点だらけのように見えても優しさや人の良さが滲み出ていたり…。 踊り方を見るだけで、いつも一緒にレッスンを…

第120話 全ての道はスタジオから始まる(2)  アイルランドの風

某スタジオに通っていたとき、「トゥルー・ナイト」という映画の試写会に当選し、レッスンを一緒に受けていた友達を誘って行きました。 題名からロマンチックな映画を想像したのですが、スクリーン上に繰り広げられたのは古代ヨーロッパの戦闘風景。不思議な…

第119話 猫の彼女

AEDダンススタジオで知り合った人たちを一人一人思い浮かべていたら、眠れなくなってしまいました。 しかも、翌日になって、まだまだ思い出していなかった人たちがたくさんいたことにも気がついてしまいました。 一緒のクラスで踊ったことのある人、更衣室で…

第118話 世界一しあわせなバレリーナ

私の親戚に、本物のバレリーナがいます。 と言っても、母の兄のお嫁さん(伯母)なので血の繋がりはありませんし、今は天国にいます。 伯母がバレリーナだったのは昭和20年代〜30年代初頭ではないかと思います。 まだバレエが珍しかった頃でしょう。 私が知…

第117話 期間限定バレリーナ

たった1年前の出来事を遥か昔のように感じませんか? 吉田都さんの引退公演が去年の今頃。舞台放送とほぼ同時に、引退を決めてからラストステージまでを描いたドキュメント番組も放送されました。 その直後、AEDダンススタジオの更衣室で、何人かでエアロゾ…

第116話 マスクの効用

日傘、羽織るもの、飲み物のボトル…、夏になると何かと荷物が多くなる私ですが、今年はちょっと身軽です。 というのは、羽織るものを絶対に持って行かなければならなくなくなったからです。 一つには、換気のためあちこちの窓がちょっとずつ開いているから。…

第115話 おうちdeフリーマーケット

第111話に書いた通り、フラウト・トラヴェルソのレッスンを断念した私ですが、毎日5分は楽器を手に取るようにしています。 この「最低5分練習」は前の師匠に言われたのですが、ウクレレの高木ブーさんも同じことを言っていました。一日一音でも出すことが大…

第114話 真夏の夜のバレエ

バレエを始めた翌年だったと思います。 ちょうど今頃の季節だったでしょうか、世田谷区の公園でMバレエ団の屋外公演が催されました。 私の記憶が正しければ、演目は「眠りの森の美女」の第2幕。Mバレエ団のスター・ダンサーたちの競演が “無料で” 見られま…

第113話 ウイルスは可愛くないですが

私は小さな生き物が好きで、ハツカネズミにセキセイインコ、金魚、ドジョウ、カニ、カタツムリ、鈴虫…いろいろな動物を飼ったことがあります。 一番小さな生き物は、グラム陰性桿菌のS菌(仮名:さすがに実名は…)でした。 職場で飼っていたのですが、帰り際…

第112話 勇気を出して!

7月から新聞が替わりました。 こんなに違うのかと思うほど、情報量が違います。面白いです。 時事的な情報量だけでなく、入ってくる広告の量も格段に違います。 いらない広告が殆どですが、先日、その中に、近所の公共施設で、中高年向けフィットネス・クラ…

第111話 コロナに負けない…とは

新型コロナウイルスの流行は、多くの人たちがコツコツ努力を重ねて築き上げてきたものを、あっけなく崩してしまいます。私たちの趣味のような些細なものまで。 皆さんの周りにも、姿を見かけなくなってしまった方がいらっしゃるのではないでしょうか。 寂し…

第110話 大女優のように

定員制のおかげでレッスンにはゆとりがあるものの、「更衣室がイヤ」と言う人も多いようです。 そこで、今日は提案を。 昔、某スタジオに、大物女優さんが通って来ていました。 バレエも上手で、スタイルも良く、でもとっても気さくで、彼女はいつも皆の注目…

第109話 マスクdeバレエ〈傾向と対策編〉

まだ平和な平成時代。 バーレッスンをしていたら、後ろの人からクシャミの爆風を浴びせられたことがありました。 また、「風邪ひいて熱があるけど、寝てても同じだから、レッスン来ちゃった」という友人もいました。 今だったら、どちらも即、退場です。消毒…

第108話 風まかせ

私は、ふら〜っと風まかせに生きたい人間なので、予約というシステムがあまり好きではありませんでした。 レストランや歯医者や美容院でさえ、予約を入れた瞬間、自分で自分を束縛した感じがして「もう逃げられない」感がありました。 そもそもバレエを始め…

第107話 一曲目

私がバレエを始めたとき、青山ヘルシィスタジオでは(なんと)リール・テープのバレエ音楽を使っていました。 当時すでに見かけることの少なくなっていたリール・テープを先生が持って入ってこられたのを見て、今までと違う世界が展開しそうな予感がしました…

第106話 みんなdeマスクdeバレエ

ついに緊急事態宣言解除! どこのスタジオも、6月から再開されるようです。 が、どこのスタジオのサイトにも一様に「マスク着用」と書いてあります。 おそらく、運動生理学に疎いお役人の作ったガイドラインだかマニュアルだかがあるのでしょう。 「マスクで…

第105話 世にも「お得」なレッスン

スタジオでレッスンをしていないと、愉快な話題が湧いてきません。 ということで、今回はお金の話です。 私がバレエを始めた青山ヘルシィスタジオでは、月謝制とチケット制が併用されていました。 多くのジャズダンス、タップダンス、モダンダンス、ヒップホ…

第104話 プーさんのボトル

私は、お米とかワインの味の良し悪しがよく分かりません。 新米とか、高級ワインとか言われても、さっぱり分からないのです。 でも、チョコレートにはちょっとうるさかったりします。 水の味も、分かります。 正確に言うと、ミネラル分が多い水はちょっと苦…

第103話 デパートで踊ろう

今、スタジオ以外で行きたいのはデパートです。 新しいもの、きれいなものを見ながら、ただぶらぶらしたいのです。 そして、揚げたてのエビフライを食べて、フルーツジュースを飲んでジェラートを味わいたいです。美味しいケーキでもいいですね。マスクを取…

第102話 ナミさんのBWV1033

新型コロナウイルスのおかげで、フラウト・トラヴェルソのレッスンもお休みになってしまいました。でも笛は一人でも楽しめるので、毎日いろいろな曲を吹いています。 ふと窓の外を見ると、小鳥が…来ません。せいぜいカラスです (-。-; 音楽のいいところは、勝…

第101話 ダンスが進化するとき

昔ボディワークを教えてくださっていた先生が、オンラインレッスンをしてくださるというので、早速申し込みました。 アプリは簡単にインストールできたのですが、当日繋いでも、画像が入ってきません。 皆さんの楽しそうな声だけ聞こえてきて、画面は真っ黒…

第100話 ネコのビジター

新型コロナウイルスの流行で、私たちの生活は大きく変わろうとしています。 当初は、数週間で元の生活に戻れるとばかり思っていましたが、どうやらそうはいかなさそうです。 5月になって、今までと同じようにレッスンが楽しめるのでしょうか? 前職が前職だ…

第99話 ナマが一番

ずっと以前になりますが、”食通” ならぬ “レッスン通” の友人と、「♡」を感じるレッスンとは?…についてメールをやり取りしたことがあります。 ある日、友人は、彼女の好みに近いことが書いてあったウェブサイトを見つけて、ワクワクしながら体験レッスンを…

第98話 おうちdeバレエ

「おうちでレッスン」してみると、いろいろな発見があります。 家の床のフローリングは、生活している分には温かみがあって柔らかく感じるものですが、踊ってみると硬くて冷たいことに気がつきます。部屋も手足を伸ばすとすぐに何かにぶつかって、センターは…

第97話 ミーおばさんはミタ⁉︎

AEDダンススタジオでは一昨年の夏、空調がダウン。猛暑で業者さんも忙しかったのか、数週間、扇風機だけでレッスンをしましたが、そのときオジサン約1名、具合が悪くなったようでした。 以来、気温が上がってくると、カレは “ヒヤロン” を欠かさず持参し、…