ついに緊急事態宣言解除!
どこのスタジオも、6月から再開されるようです。
が、どこのスタジオのサイトにも一様に「マスク着用」と書いてあります。
おそらく、運動生理学に疎いお役人の作ったガイドラインだかマニュアルだかがあるのでしょう。
「マスクでバレエ」は第93話にも書いた通り、オススメできません。特に呼吸器・循環器の弱い方や、若年者・高年者は要注意です。
でも、この2ヶ月で私たちのマスクに対する意識も知識も進化しました。
私が「マスクdeバレエ」を書いたときは、「守りのマスク」でした。
今は、自分の口からエアロゾルが出るのを「止めるマスク」です。
新型コロナウイルスは唾液が大好きなようです。舌に感染するようでもあります。それをストップすることで感染を止めるのです。
今、マスクは、素材もデザインも、いろいろなものが登場しています。その中から、踊っていても苦しくない、でもエアロゾルはきちんとストップするものを探せばいいのです。不織布マスクは、目が細かくて空気の通りが悪く、汗や口からのエアロゾルでベチョベチョになって衛生的ではありません。まだアベノ・マスクの方がマシだったりします。
アベノ・マスクは機能的にはベストですが、テレビに登場する安倍さんの顔が日に日に大きくなっているように感じませんか?
あれは顔が成長しているのではなく、マスクがどんどん縮んでいるのです。口さえ隠れればいいので、あれはあれで涼しくていいかもしれませんね。
ともあれ、ダンス用マスクをいくつか作ってみました。
作ってみて分かったことは、布であっても目が細かいと苦しいということです。
これは裏をガーゼにすると解消。ガーゼは洗うと縮むので、作る前に一度洗濯するといいです。エアロゾルも吸収してくれます。
さらに涼しい素材はないかと家中探し回りました。
手拭い、タオル、トートバッグ、冷感下着…、そして夏用シーツを発見しました。これをちょっと犠牲にして、何種類か作ってみました。シーツは短くなってもシーツです。
その成果は…スタジオの私を見てください!
[オマケ情報:マスクの中の汗が気になる方は、タルク(タルカム)パウダー(無香料のもの)を薄く肌につけるといいと思います。カラミン(カーマイン)ローションなどが手に入れば、もっといいかもしれません。]