第105話 世にも「お得」なレッスン

スタジオでレッスンをしていないと、愉快な話題が湧いてきません。

ということで、今回はお金の話です。

 

私がバレエを始めた青山ヘルシィスタジオでは、月謝制とチケット制が併用されていました。

多くのジャズダンス、タップダンス、モダンダンス、ヒップホップ、ヨガ、太極拳、ジュニアクラスは2ヶ月毎の月謝制、エアロビクス、一部のジャズダンス、クラシックバレエは10回チケット制でした。チケットは、10枚繋がっていたものが、確か18000円くらい、3ヶ月期限でした。中野スタジオはもっと安くて、10枚12000円程度でした。

 

まだ管理態勢は甘く、知らない人から「もう続けられないので」と言ってチケットをいただいてしまったことも一度ならずありました。

今でもチケット制はあちこちで取られていますが、たいてい他人に譲渡できないようになっています。

 

その後、ある期間通った某スタジオは完全共通チケット制で、1回1700円、6回チケット9000円、13回17000円、25回27000円でした。チケットは1ヶ月期限。1ヶ月で6回とか、13回という数字がどこから出てきたのか謎でした。

 

最近は様々な料金体系があって、「受けるほどお得」になることは共通しています。

でも私は10回繋がったチケットを買って、1枚ずつ切り取って使うのが好きです。みんなが同じ料金で受けている「平等感」が何より好きです。

 

同じ値段のチケットでも、受けるほどにお得感が増すのがポイントの併用です。

 

AEDダンススタジオでも数年前にポイントカードが導入されて、30回くらい貯めると1レッスン無料になりました。ヨガのスタジオでも採用されていましたが、ヨガの場合はレッスンだけではなく、ショップで商品と交換できました。おかげでヨガマット・ケースやら、ヨガベルトやら、今でも重宝しています。

人にもよると思いますが、わたし的には、1レッスンプレゼントよりも「ご褒美」のほうがよかったりします。そういう意味では、第103話に書いたように、デパートのポイントというのは嬉しいプレゼントです。

 

一番印象に残っているシステムは、個人のお教室だったのですが、1回2500円、5回チケット13500円…というものでした。使用済みチケットが2冊(レッスン10回分)たまると、レッスン1回タダにしてくれたのですが、私には「得をしている感」が今ひとつでした。思うに、そこへ来ていた生徒さんたちは、金銭的な損得より、その先生のお稽古を多く受けられることが「徳」と考えられていたのでしょう。

 

あくまでレッスンを受けた結果としての「お得」なのですが、最初は自分が続くかどうかさえ分からないので、少ない回数でもお得感が得られるほうが、私は好きです。

 

そして「お得」の極め付けはオンライン・レッスンです。

毎日受けることも、1日2回も3回も受けることもできて、スタジオより安く、交通費もかかりません(笑)

無料のライブ配信は、どのスタジオでもご自慢の先生を起用されるので、レッスンは上質。

腹筋タイムはカメラをOFFにすればいい… のです(ごめんなさい)。

 

ポスト・コロナには、二次元の世界(画面上)で知り合った先生に、三次元(ナマ)でお会いできるのを楽しみにしています❣️