2019-01-01から1ヶ月間の記事一覧

第38話 「忠実な羊飼い」

友人のチェリーさんは、ずうっと同じ先生にバレエを習っています。かれこれ40年、スタジオが移転しても、先生のいるスタジオについていきます。ふと、「忠実な羊飼い」というタイトルの曲を思い出しました。ビバルディが作った、私の大好きなフルート・ソナ…

第37話 数学脳を持った舞姫たち

今までスタジオでお世話になった人たちを思い浮かべていたら、私の周りには、数学脳を持った舞姫たちが複数いることに気がつきました。 第2話、第3話に登場していただいたヴィオレット先生は、Mバレエ団のソリストでありながら、一流大学の数学科を卒業した…

第36話 エンジョイ・ユアセルフ!

第33話のオックスフォードの英語学校で、授業中にこういう質問をされました。「音楽は何のためにあると思う?」 ―芸術のため?―宗教のため?―自己表現のため?上手くない英語でどう言おうかと思案を巡らせていると、ブラジル人のハイロ(Jairo)が言いました…

第35話 スーツケースにバレエシューズを(3)

以来、私は、旅行に行くときは必ず、バレエシューズをバッグにしのばせます。乗り物に長時間乗るときは車内/機内で履きかえます。座席でアレグロの足さばきのレッスン(!?)ホテルの室内履きにもなります。そのまま外に出てしまっても大丈夫(!?)旅先でス…

第34話 スーツケースにバレエシューズを(2)

前回の続きです。 やっとやってきた週末、予め調べておいたダンススタジオのレッスン時間に間に合うよう、コーチ(大型)バスに乗ったのですが、出発約30分後、乗客は全員降ろされることになってしまいました。バスの故障でした。前方の乗降扉がパタパタ開い…

第33話 スーツケースにバレエシューズを(1)

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いしますm(__)m年末はイギリスの話ばかり書いてしまいましたが、私の中では、イギリスとバレエは微妙にリンクしているのです。と、言い訳はさておき・・・。 こんな私ですが、踊るポンポコリンをずうっと続…