第33話 スーツケースにバレエシューズを(1)

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いしますm(__)m
年末はイギリスの話ばかり書いてしまいましたが、私の中では、イギリスとバレエは微妙にリンクしているのです。
と、言い訳はさておき・・・。

こんな私ですが、踊るポンポコリンをずうっと続けていたわけではなく、仕事に打ち込んだ時期もありました。
何年かカタギになって働き続けたので、自分へのご褒美に、バレエ三昧のイギリス一人旅を企てました。イギリスにしたのは、一度行ったことがあったからです。ダンシング・クイーンのようにNY(ニューヨーク)に行きたい気持ちもありましたが、度胸が足りなかったのです。

さて、ホテルに泊まると三食外食をしなければならない。お金もかかるし身体にも悪そう―なんて考えながら「Hanako(雑誌)」をペラペラめくっていたら、妙案が。
短期語学留学です。ロンドンにはたくさん英語学校があって、寮や一般家庭に泊めてもらえるそうです。そうすれば食事の心配はいらなさそうです。早速、英語学校を探しました。

適当な学校は、ロンドンには見つかりませんでしたが、近郊のオックスフォードによさそうな学校を見つけました。オックスフォードからロンドンまでは1時間程度。東京と横浜みたいな感じかな…。そこでホームステイをして、2週間、成人向けの英語コースを受けることにしました。

ところが、私はいつも、どこか甘いところがあるのです。
行ってから気付いたのですが、1時間というのは、ロンドンのパディントン駅からオックスフォード駅までの「特急」の所要時間。それぞれの駅から目的地までの時間を加味すると、授業が終わってから、本数の少ない特急に飛び乗り、地理の分からないロンドンに行き、バレエのレッスンを受け、夕食前に戻ってくるなど、無理な話。
ということで、結局、週末しかロンドンに行けませんでした。

しかもアクシデントが起きてしまったのです。

f:id:auntmee:20190101173123j:plain

(オックスフォードのクリスマス・マーケット、2018.12.16撮影)

 

 

f:id:auntmee:20190101102615j:plain

(オックスフォード、ボードリアン・ライブラリー)