第93話 マスクdeバレエ

新型コロナウイルスは、私たちの楽しみの領域にも迫ってきつつあります。

スタジオ、スポーツクラブ、ヨガスタジオが休業を始めています。新しい法案が通ると休業が増えるのではないかと、私はちょっと心配です。

 

現在、AEDダンススタジオは「大入満員」。

若者が伝播に一役かっている…との報道を受け、年齢相応のクラスにスイッチするべきか迷っています。感染者は外見上分かりませんが、発症者になってしまうとスタジオをクローズに追い込んでしまうこともあります。

なにより年齢が全国放送されてしまいます (-_-;)

 

では、マスクをしてレッスンを受けては?

…ということで、先週、私は自ら実験してみましたので、報告いたしましょう。

 

マスク好きの日本人、私がすることで「私も」とマスクをするフォロワーがいるかと思いきや、「感染してるの?」と言いたげな冷たい目線を感じたので、実行にはちょっとした度胸が必要です。

 

結果ですが、 “マスクでレッスン” は、厳密に行わないとウイルス予防効果はないばかりか、逆効果になりかねないことが分かりました。

「厳密に」というのは「クリーンな場所でクリーンな手でピッタリとはめてスタジオでは絶対に手を触れない」ということです。でも、水分補給もしたくなりますし、苦しくもなるので、身体にいいとは言いがたく(心臓の悪い方はやらないでください)、効果があるとも思えません。

 

バーや床、トイレや更衣室のドアノブを触った手でマスクに触れたり、水分補給の間マスクをずらすと、その瞬間ウイルスがマスクの中に飛び込み、その後マスクをはめることで “確実に” 私たちの体内に入ってしまうこともあります。これはスタジオ外でも言えることで、検疫官はじめ専門家さん達の感染はこのためではないかと思われます。

 

マスクでレッスンするのが有効なのは、花粉症や、自分がウイルスを持っていて大気中に放出するのを防ぐ場合です。

 

もう一つ有効なのは、自分の手で顔を触れるのを防ぐことです。

この目的ならば、布製の目の荒いマスクで十分です。布製マスクであれば苦しくないのでずっとつけていられます。目は荒くとも、ガーゼを重ね折りして中に入れればウイルスのブロックも「多少は」 期待できます。使用後は、他の洗濯物と一緒に洗濯機で洗ってOK。心配でしたら、洗剤やアルコールに一晩浸けて、水洗いしてから洗濯機へ。

 

布マスクも店頭から消えているかもしれませんが、ハンカチや古着からでも作ることができ、つくり方はネットで教えてもらえます。運針が下手くそな私は布用接着剤を使いますが、ドラッグストアに出かける程度の時間で作れます。

 

ゴムは手芸屋さんで入手でき、ヘアゴムでも代用できます。マスクの中に入れるガーゼは薬局で入手できます(滅菌である必要はありません)。マスクの中に入れるシートも売っているようです。

余裕のある方は立体型にも挑戦されてはいかがでしょう?

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材料はこれだけ。器用な人なら接着剤も不要です。

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リバティ柄のマスクの出来上がり。小花柄のは立体タイプ。

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アルコール消毒液はドラッグストアの外にもあります。ローション(右)の効き目はクエスチョン