年末特集(1)リンゴジュースとアップルジュース

私はかねてから、もう一つ、謎を抱えておりました。
イギリスのアップルジュースと日本のリンゴジュースはなぜ違う?―ということです。

イギリスのアップルジュースは透明な茶褐色、日本のリンゴジュースは黄色くて濁っています。
イギリスでもスーパーなどでボトルに入れられて売っているジュースには黄色くて濁ったものもありますし、日本でもオーガニック・レストランなどに行くと透明な茶褐色液体が出てきます。が、見かける頻度が違います。

透明なものは果汁を絞ったもの、黄色いものはフリーズドライしたものを戻したものということでしたが、リンゴは果汁でも放置すると茶色くなるので、黄色いものには酸化防止剤としてビタミンCが加えられているそうです。

あらゆるカフェなどでリンゴジュースを飲み比べてみましたが、茶褐色アップルジュースは甘く、黄色リンゴジュースは、ビタミンCの影響か、酸味が強い傾向があります。おそらく、この味と好みの違いが、イギリスでは甘く茶色いアップルジュースが、日本では酸味があってさっぱりしたリンゴジュースが主流になった理由ではないかと、私は想像しています。
私は、茶色いアップルジュースのほうが、子供の頃、慣れ親しんだ味に近くて好きですけれどね。

 

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(ホテルの朝食にて。一番右がアップルジュース。)

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(Pret a Mangerというイートインカフェで売られていた、日本風(?)リンゴジュース(左)と、ジンジャーショットという辛~いドリンク。)

今年行った、イギリスのクリスマス・マーケットでは、ホットアップルサイダーや、ホットアップルジュースも売られていましたが、アップルジュースは甘かった!甘かった!お湯で薄めたいくらいでした。ホットアップルサイダーはアルコールが入っていて甘くなく、身体も温まりました。

イギリスでは、国を挙げて塩の摂取量を減らすのに成功したと聞きましたが、お砂糖の摂取量も減らすべく取り組んでほしいものです。