第137話 お蝶夫人のように

今年、一番印象に残っているのはオリ・パラ、なかでもパラリンピック車いすバスケ、ボッチャ、そしてオリ・パラの卓球です。

中学生の頃、私は卓球少女でした。
高校に入って止めてしまったものの、おば(あ)さんになったらまたやろう…と密かに思っていました。

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卓球少女だった頃、手作りしたグッズにはいつも卓球が…🏓

リオ五輪の後、卓球クラブをいくつか検索してみたのですが、どれもやる気満々の(老)人たちの画像でいっぱいでした。皆さん、学生時代に卓球に "萌え" た人たちのようで、さすがの私もドン引きしてしまいました。

私も、かつては杵柄を取ったのですが、その後はたまにピンポンをやる程度で、ずっと真面目に卓球をやっていません。
私のやっていた頃より、ラバー(ラケット表面に貼り付けるゴム)や技術が進化していて、ついていけるかも不安です。動体視力も落ちているでしょう。

かつての友人たちを誘って卓球カフェでも行こうか、カルチャースクールで週一度、ゆるーく習おうか…と思っていた矢先、新型コロナウイルスの流行が始まりました。

卓球は風の流れを嫌います。ボールが流されてしまうのです。
なので、窓はたいてい閉め切ってプレイします。扇風機もNGです。さらに卓球台からそうそう離れてはプレイできないので、密にならざるを得ないのです。ボールや台も触りますしね。

…ということで、やっぱりダンスに戻って参りました。

私の青春時代のバイブル「エースをねらえ!」には、バレエを思わせるフォームでテニスをする「お蝶夫人」(今思うと高校生というところが凄い!)が登場しました。
しばらくバレエに打ち込んで、いつの日か華麗なフォームで白球を追う「お蝶ばあさん」になれますよう。