私は小学校の6年間、ずっとクラス1番のおチビでした。
それが、中学校に入ったとき2番目になったのです!
私よりちっちゃな、その子はチャヨと言いました。
すごく仲良しではないにしても、そばにいれば会話をし、お弁当を一緒に食べるような仲で、私の誕生日には必ずプレゼントをくれました。
チャヨは恥ずかしがり屋の、とっても優しい子でした。
中学生のとき、私は前にも書いた通り “卓球女子” でしたが、チャヨはダンス部に入っていました。
…と言っても当時のダンス部も卓球部も、とっても地味で、どちらも部員を集めるのに苦労していたくらいです。
今でも覚えているのは、文化祭のときにステージで踊っていたチャヨのダンスです。
ネコだったかヒョウだったか、ネコ科の動物を思わせる衣装を着て、手首と足首に鈴をつけて、鈴を鳴らしながら踊っていたのです。
すっごくキュートで、40年近く経っているのに、ぼんやりとですが思い出すことができます。
そのダンスから10年くらい経った頃、チャヨは短い生涯を閉じました。
チャヨが亡くなって5年以上でしょうか、私はつい最近書いた、学校公演に出ることになりました。これからレッスンというある日、ふとチャヨの匂いを感じたことがありました。
チャヨがいる…と私は思いました。
チャヨは私と踊っている…と。
有望なジュニアばかりの学校公演に出ることができて、素晴らしい指導を受けることができているのも、チャヨが守ってくれているからかも…?
天国の雲の間から覗いてみたら、私が踊っていたので、ちょっと降りてきて一緒に踊っているのかも。
そして今、チャヨが私と一緒にいてくれているから、こんなに長く踊れて、素敵な先生達に次々巡り会えるのかも…?
チャヨ、これからも踊るときはそばにいてね❣️
(もしかしたら書いたことがあったかもしれませんが、なんかチャヨに「書いて❣️」と囁かれた気がしたので書いちゃいました。)