第167話 今の時代の発表会

先日、友人の発表会を観に行って来ました🩰

 

バーアスティエのクラスで知り合った友人。

バレエを踊る姿を見たのは初めてでしたが、さすがアスティエで鍛えた身体❣️

芯がしっかりしていて、足先まで綺麗に伸びていて、美しい舞姿でした。

 

帰宅後、思いました。

「今の時代」の発表会だったなぁと。

 

そう思った一つは、マスクで舞台に登場してしまったバレリーナさんがいたことでした😷

 

ーもしかして、そういう演出?ー

そう思ったのは私だけではないはずです。

白い衣装に白い不織布マスクは、私たちの目にあまりにも慣れてしまっていて違和感なかったのです。

(舞台から見る客席もマスク星人ばかりでしょうから。)

 

コロナ前だったらザワつくような状況でも受け入れてられてしまうのも、「今の時代」。

 

すごく上手な方だったのに、そればかりが皆の印象に残ってしまって残念でしたが、動揺を見せずに踊り切られたのはさすがでした。

 

そして、もう一つは「多様性」。

ポアントあり、バレエシューズあり、バレエ経験も様々、年齢も様々。大人から始めたような方からプロの方まで。

そして最後は、新国立劇場のダンサーさんのパドドゥ。

ダンスもクラシックの様々なバリエーションからコンテまで、これらが同じ舞台上で次々繰り広げられたのです🩰

 

私がバレエを始めた頃は、大人が人前で踊る機会はほとんどありませんでした。

棚から落ちてくる牡丹餅を待っているようなもの。無理をして牡丹餅が落下してくる機会を作り出している人や、手当たり次第に牡丹餅を掴もうとして顰蹙を買ってしまう人もいました。

 

でも今では誰もが望めば、こんなに立派な舞台で素敵な衣装を身につけてライトを浴びて、舞台を楽しむことができるのです😚

 

いっぽう「今の時代」だから残念なことも。

打ち上げができないことです💧

私の最後の発表会の思い出は、狭い居酒屋での超な打ち上げ🍷

それまでの忍耐我慢が一気に解放され、笑いと涙で皆ぐしゃぐしゃになったのが懐かしく思い出されます。

 

私が舞台に出る頃には、おチャケでも、缶ビールだけでも、打ち上げができますように🍻

 

(当日付けるマスクは、万が一のため、衣装と色を合わせましょう😄