第157話 しあわせの黄色いリボン🎗

前話のヴィオレット先生以外の先生は皆、名前で呼んでくださいましたが、ルシーニュ先生は、特に「黄色を着た私」を可愛がってくれたので、先生のクラスを受けるときは黄色のレオタードやニットをよく着ていたのを思い出します。

シーニュ先生の目に、私はこのように映っていたようです。(今では立派な雌鶏になりましたが。)

前に書いた「学校公演」の衣装も、ベースは白っぽかったのですが、胸元のリボンの色が全員違って、全員が全員、各々にぴったりな色で驚いたものです。もちろん私のリボンは黄色でした💛

 

ずっと後になって気がついたのですが、衣装担当の方が先生に相談されて、先生が皆の顔を思い浮かべながら色を指定されたのでしょう。

 

そうやって、おそらく世界中のバレエの先生が、舞台の前になると、生徒たちを少しでも魅力的に見せるよう、衣装を選んでいるのでしょう。

衣装とお揃いの髪飾りは、今でも私の宝物💛

最近は黄色そのものを身につけることはあまりありませんが、ラッキーカラーとして差し色によく使います💛

 

ダンスの先生はおそらく本人よりも似合う色や服を知っている、ベストコーディネーター。

そういう視点から発表会を観るのも、楽しみです🤗