第83話 ライバルは “Mr.ダンス”

明けましておめでとうございます。

今年もよろしくお願いします。

今年は、クオリティを落とさずに字数を減らすことを “目標に” 書いてまいります。フォントもアップしてみました。

 

年末、AEDダンススタジオの友人が、ご主人に「たまには(レッスンに)行かなくてもいいじゃない」と言われちゃった…と言ってました。ご主人は仕事をリタイアされて家にずっといるので、奥さんが “いそいそと” レッスンに出かけると、置いてけぼりを食ったみたいなのでしょうね。

 

ヴィオレット先生が結婚されるとき、ご主人が「ボクのライバルはバレエです」と言い放ったという話も聞いたことがあります(先生ったら、結婚式の朝もレッスンしていたそうですから)。

AEDの友人も、ヴィオレット先生もバレエを教えているので、レッスンは仕事の一部なのに。

 

楽器、ゴルフ、釣り、競馬…、人間の楽しみは数多ありますが、楽器やゴルフや魚や馬に配偶者がヤキモチを妬いた話は聞いたことがありません。奥さんがヨガやピラティスに行くのに、旦那さんがヤキモチを妬くというのも、あまり聞きません。

ランやバラなどの植物に夢中になる人や、ペットを溺愛する人もいますが、植物や動物に嫉妬する配偶者の話も聞いたことがありません。

 

人にヤキモチを妬かせるなんて、ダンスって、まるで一人の人間みたいですね。

ダンスにハマった人は恋をしているように見えるのかもしれません。

映画「Shall We ダンス?」にも、ダンスに熱をあげるダンナ様を、浮気ではないかと奥さんが疑う場面がありましたっけ。

 

でも “ダンスさん” は本当は人間ではないので、別れることも、どちらかを選択することもなく、旦那さんのヤキモチは永遠に続くのでしょう。お気の毒に。

 

お正月、レッスンに出かけるときは、ユウウツ~な顔をして家を出ましょう。