第161話 病院の怪談😱

10年ほど前のお話です。

AEDダンススタジオで、身の程知らずの難しいクラスを受けていた私。グランワルツでひどい捻挫をしてしまいました。

 

一晩冷やしたのですが一向に良くならず、ネット検索したところ「重度の捻挫は固定治療が必要」とあったので、一番近くにある病院に行きました。

あまり評判は良くなかったのですが、一応救急病院ですし、何より痛い足を引きずって遠くに行く気がしなかったのです。

 

診てくれたのは、まだヒゲも生えそろっていないような若ーいお医者様。

レントゲン所見から第五中足骨骨折、いわゆる「下駄履き骨折」であることが判明し、看護師さんが固定をしてくれました。

看護師さんは年季が入っていそうで、ひとまず安心。

 

そして12週間後。

病院に行ってみると主治医の先生は急に辞めたとかで「呼吸器外科」の先生が診てくれました。

呼吸器外科とは、肺などの切り貼りが専門のお医者さんで、足の骨や筋肉は専門外のはずです。

でも、内科や皮膚科のお医者さんよりは近そうだしと、固定が外れるまで数回、呼吸器外科のお医者さんに経過を診てもらいました。

 

数週間後、レントゲン写真上は骨がくっついたようで治癒ということになりましたが、まだ筋肉に違和感もあって、レッスンしてもいいものか心配だったので、バスで5つほどのところにある整形外科専門病院に行きました。

 

そこで技術進歩のあまりの違いにびっくり😳

前の病院ではレントゲンは「ネガ」の形にして🩻技師さんが診察室まで歩いて持ってきてくれたのですが、こちらの病院ではデジタル画像がレントゲン室から転送されます。

レントゲンも、角度を変えて3枚ほど撮ってくれます。

 

何より違ったのは、私が怪我をした経緯どころか、バレエをやっているとも言っていないのに、お医者様が「踊っても大丈夫ですよ」と言ったこと。

熟練したお医者様なら一目瞭然な怪我だったのです。

最初からここに罹っていれば😅

 

停留所5つ違うとこれほど「格差」があるのかと驚きました(ちなみに私、孤島に住んでいるわけではありません。)

 

調べてみると、固定だけでは駄目な場合もあるようです💧

怪我が浅かった(じぶん的には重かったのですが)のが不幸中の幸いでした。

 

あれから10年。

最初に行った病院は3年ほど前に消滅してしまいました(なのでこのブログが書けるのです)

 

いまだに私が懸念しているのは、私が最初に行ったとき、救急車で運ばれてきたおばあちゃんです🚑

圧迫骨折のようで、私と同じ先生が診たようだったのですが、おばあちゃんもその後、呼吸器外科の先生が診察されたのでしょうか?

 

病院には若干ですが入院患者さんもいたはずです。

皆さん、無事退院されたのでしょうか?

 

これぞ本当にあった病院のコワい話です💧

 

以来、五体満足にレッスンを終えられると、ホ〜っとする私です😮‍💨