10年ほど前のお話です。
AEDダンススタジオで、身の程知らずの難しいクラスを受けていた私。グランワルツでひどい捻挫をしてしまいました。
一晩冷やしたのですが一向に良くならず、ネット検索したところ「重度の捻挫は固定治療が必要」とあったので、一番近くにある病院に行きました。
あまり評判は良くなかったのですが、一応救急病院ですし、何より痛い足を引きずって遠くに行く気がしなかったのです。
診てくれたのは、まだヒゲも生えそろっていないような若ーいお医者様。
レントゲン所見から第五中足骨骨折、いわゆる「下駄履き骨折」であることが判明し、看護師さんが固定をしてくれました。
看護師さんは年季が入っていそうで、ひとまず安心。
そして1、2週間後。
病院に行ってみると主治医の先生は急に辞めた…とかで「呼吸器外科」の先生が診てくれました。
呼吸器外科とは、肺などの切り貼りが専門のお医者さんで、足の骨や筋肉は専門外のはずです。
でも、内科や皮膚科のお医者さんよりは近そうだし…と、固定が外れるまで数回、呼吸器外科のお医者さんに経過を診てもらいました。
数週間後、レントゲン写真上は骨がくっついたようで治癒…ということになりましたが、まだ筋肉に違和感もあって、レッスンしてもいいものか心配だったので、バスで5つほどのところにある整形外科専門病院に行きました。
そこで技術進歩のあまりの違いにびっくり😳
前の病院ではレントゲンは「ネガ」の形にして🩻技師さんが診察室まで歩いて持ってきてくれたのですが、こちらの病院ではデジタル画像がレントゲン室から転送されます。
レントゲンも、角度を変えて3枚ほど撮ってくれます。
何より違ったのは、私が怪我をした経緯どころか、バレエをやっているとも言っていないのに、お医者様が「踊っても大丈夫ですよ」と言ったこと。
熟練したお医者様なら一目瞭然な怪我だったのです。
最初からここに罹っていれば…😅
停留所5つ違うとこれほど「格差」があるのかと驚きました(ちなみに私、孤島に住んでいるわけではありません。)
調べてみると、固定だけでは駄目な場合もあるようです💧
怪我が浅かった(じぶん的には重かったのですが)のが不幸中の幸いでした。
あれから10年。
最初に行った病院は3年ほど前に消滅してしまいました(なのでこのブログが書けるのです)
いまだに私が懸念しているのは、私が最初に行ったとき、救急車で運ばれてきたおばあちゃんです🚑
圧迫骨折のようで、私と同じ先生が診たようだったのですが、おばあちゃんもその後、呼吸器外科の先生が診察されたのでしょうか?
病院には若干ですが入院患者さんもいたはずです。
皆さん、無事退院されたのでしょうか?
これぞ本当にあった病院のコワい話です💧
以来、五体満足にレッスンを終えられると、ホ〜っとする私です😮💨