第149話 カタい肉には味がある🍖

子供の頃、身体の柔らかい人って、クラスの人気者でしたよね?

そして何故か、身体の柔らかい人は、足も速くて体育の成績も良い

私はどれにも該当しませんでした💧

 

バレエを始めた当初は、恥ずかしくて人前でストレッチができないほどでしたが、石の上にもン十年。お見苦しくないくらいにはなりました。

どころか、今はストレッチが楽しめるようにもなりました。

 

一時期ハマった「アイアンガーヨガ」のおかげです🧘‍♀️

 

ストレッチに近いポーズをとって呼吸をするのですが、そのとき言われます。

「痛さを味わってください」

 

体のカタい人/柔らかい人、手足の長い人/短い人では、同じポーズをとっているように見えても、個人個人で感じ方が当然違います。アイアンガーヨガでは、皆がなるべく同じ痛さを「味わえる」よう、ブリックやベルトなどを使います。椅子やブランケットも多用します。

 

そうした経験を繰り返すうち、痛さを快感として味わえるようになっただけでなく、身体がカタくてよかったとさえ思うようになりました。

 

前屈や開脚が楽々できてしまう人には、この「イタ気持ちいい」感じが味わえないのだろうかと思うと、ちょっと気の毒です。

 

人間の肉も牛肉も柔らかい方がいいのですが、カタいのも決して不味くはなさそうです。