第17話 フッキンは天敵!?

私がエアロビクスやジャズダンスが続かないのは、これらのクラスには必ず「腹筋タイム」があることもあります。バレエのレッスンでは、腹筋に気を付けることは多くても、起き上がり腹筋などを「やらされる」ことは、まずありません。
私は「フッキン」が大の苦手なのです。

学生時代は運動部に入っていたので、腹筋運動は日常のトレーニングメニューに入っていました。
ところが、全然つかないんですね。私だけ、腹筋が。
筋肉を発達させるホルモンがドクドク分泌されているはずの成長期でもそうだったので、大人になってからそう簡単につくはずがない。だから、「腹筋」を強要しないバレエは大好きでした。

でも、それに甘えていてはいけないということに気がつきました。

バレエのレッスンを受けていれば、バレエに必要な筋肉はついてきます。
でも、大人の場合は特に、それまでの生活習慣に見合った身体になっているので、踊るのに必要な筋肉が足りず、それを補足するために誤った筋肉の使い方をすることになったりします。

ということで、私もピラティスのレッスンを受けました。AEDダンススタジオでジャズダンスも教えていたモンターニュ先生は、ダンスに必要な筋肉のエクササイズを教えてくれました。やはり腹筋はマスト。でも、昔やったような、いわゆる起き上がり腹筋ではなく、深部の腹筋を育てるエクササイズを教えていただき、レッスンの前や間に、このエクササイズをやるようにしました。レッスンに行かない日は寝る前に。

こんなにフッキンが続いているのは、私の人生初めてのことです。
ダンスのため―だけではなく、取りすぎたカロリーを寝る前に清算しないとスカートのウェストが入らなくなる懸念と、腹筋が弱いと将来寝たきりになるリスクが高まる恐怖から―というのが、トホッですが。